(Received: February 26, 1999 ; Accepted for publication: June 8, 1999 ; Published on Web: August 13, 1999)
化学反応の速度論的解析を目的として,時間変化曲線解析プログラム「名称: KINE」を開発した。KINEは,平衡反応や並発反応等を含む25種類の反応パターンについて,初濃度と速度定数の入力によって時間変化曲線を求める。また,実測値に対して速度定数等最大8個のパラメーターを同時に最適化し,フィッティングを行なう。単純な一次反応および二次反応について誤差の見積りを行なったところ誤差は1%以内であり,全自動フィッティングでは98.9%以上の精度で速度定数が求められた。
キーワード: Chemical reaction, Kinetics, Time course, KINE, Data analysis