演 題 | インターネットを利用した分子シミュレーションの表示システムII | |
発表者 (所属) |
○林 治尚、山名一成、中野英彦 (姫路工大・工) | |
連絡先 |
〒671-2201 兵庫県姫路市書写2167 姫路工業大学工学部応用化学科
TEL:0792-67-4884 E-mail:hayashi "at mark" chem.eng.himeji-tech.ac.jp | |
キーワード | molecular simulation, Internet, WWW, Java | |
開発意図 適用分野 期待効果 特徴など |
分子動力学シミュレーションの結果を視覚的に理解することを目的とする。かつ利用者のマシン環境・OS(プラットホーム)に依存せず、またネットワークの普及に対応し、WWW と Java を用いて表示するシステムを開発検討した | |
環 境 | 適応機種名 | ワークステーション, DOS/V(AT互換)機 | O S 名 |
(サーバ) UNIX (クライアント) UNIX, Windows 他 |
ソース言語 |
(サーバ) Fortran, HTML, Java (クライアント) Java |
周辺機器 |
ネットワーク環境 (スタンドアロンでも可) |
流通形態 |
| Web上でのデモ及び公開を予定 |
描画された画像データを転送するのでは、データ量が膨大なものとなり、連続的に表示することが困難になるので、シミュレーション結果の系全体の瞬間的な分子座標を、予め必要な範囲のみを変換して取り出し、時間軸に対し連続的に並べたものをサーバ側に座標データとして用意する。これをクライアント側に転送し、そのデータから描画表示するJava プログラム(Java applet)を作成した。
描画 Java プログラムでは、任意の時刻で系全体の回転・拡大縮小等がマウスにより可能であり、視点を変えることにより、複雑な挙動を視覚的に理解しやすくなっている。
尚、Java は FreeBSD-3.5.1R 上での jdk-1.1.8 を用い、右の表示例は、クライアント側で netscape-4.73 にて表示したものである。
[1] | M.P.Allen and D.J.Tildesley, ``Computer Simulation of Liquids'', Oxford (1987). | |
[2] | H.Hayashi, H.Tanaka and K.Nakanishi, Mol.Simul., 9, 401 (1993); Fulid Phase Equilibria, 104, 421 (1995). | |
[3] | R.Fielding, T.Berners-Lee et, al, RFC-2068 (1997); | |
T.Berners-Lee and D.Connolly, RFC-1866 (1995). | ||
[4] | 例えば、「HTML入門第2版」 R.リメイ, A.ダニッシュ, PHJ (1998) など. | |
[5] | 「core JAVA 2ndED.」 G.Cornell, Cay S.Horstman, Sun microsystem (1997) など. |