大阪工業技術試験所
〒563 大阪府池田市緑が丘1-8-31
(Recieved: June 24, 1992, Accepted: December 4,1992)
布素材間の熱・水分移動特性を測定するのに必要なソフトウエアの開発には、温度、湿度および熱流センサからのデータを直接パーソナルコンピュータに取り込む機能を有し、また湿度センサの値の信頼性が十分でないためこれを自動補正する機能を含めることが必要であった。さらに、得られたデータの処理を簡単な操作で、適当な場所を画面上でカットし、適当な関数を選択して非線形最小自乗法によって衣服素材の特徴部分を関数化する処理もできるようにした。この様な処理法の導入によって衣服素材の物性値のデータベース化を容易にできることが分かった。
Keywords: Data Acquisition from Sensors, Data Cutting, Non-linear Least squared method