中野英彦*、山名一成、三軒 齊
姫路工業大学工学部応用化学科 兵庫県姫路市書写2167
(Received : March 28, 1992)
化学構造式を通信するための、機種に依存しないコード化の方法を検討した。提案された 通信用の構造式フォーマット(chemcode)は。化合物の結合情報とともに、原子の2次元座標、 結合の種類、その他の補助的な図形情報を含み、さらに通信中の誤りを訂正する機構を 持っている。chemcodeとMacintoshのChemDrawのデータファイルとの相互変換プログラム、 およびchemcodeによりPC-9801画面に構造式を作図するプログラムを開発し、異機種間での 構造式通信の可能性を実証した。